
視聴維持率のグラフを開くと、ほぼ例外なく冒頭に大きな崖があります。ここを越えられるかどうかで、その後の全部が変わります。
なぜ2秒なのか
視聴者は「見るかどうか」を、内容ではなく雰囲気で判断しています。判断が終わるまでが、だいたい2秒です。
サムネイルをクリックした時点では、まだ「見る」と決めていません。興味があるかもしれない、という程度です。最初の2秒は、その判断を確定させるための時間だと考えてください。
使える4つの型
1. 結論から言う
「結論から言うと、◯◯です」。もっとも外しにくい型です。迷ったらこれで構いません。
答えを知りたくて検索してきた人に、特に強く効きます。結論を先に言っても、そのあと見てもらえなくなることはありません。むしろ「理由が知りたい」という状態をつくれます。
2. 否定から入る
「◯◯、実はやらない方がいいです」。常識と逆のことを言うと、理由を知りたくなります。
すでにそれをやっている人の手を止められるのが、この型の強みです。ただし、中身が伴わないと「言っただけ」になります。否定した以上、代わりに何をすべきかまで示してください。
3. 問いを立てる
「なぜ◯◯は△△なのか」。ただし、視聴者が既に気になっている問いでなければ効きません。
もうひとつ注意点があります。答えを引っ張りすぎないことです。問いを立てたまま3分話すと、待っているあいだに離脱されます。
4. 数字を出す
「3ヶ月で◯◯が△△になりました」。具体的な数字は、それだけで足を止めます。
4つのなかで最も強く効きますが、条件があります。実際に持っている数字だけを使ってください。盛った数字は、見終わったときにばれます。一度「大げさなことを言うチャンネル」と思われると、次から選ばれなくなります。
型のあとに「約束」を置く
冒頭の2秒を越えたら、すぐに次の関門があります。「で、何の話だろう」と迷わせないことです。
フックの直後に、この動画を見ると何が分かるのかを1文で置いてください。「この動画では、◯◯を3つ紹介します」。数を明示すると、視聴者は終わりが見えるので残りやすくなります。
そして、約束したことは必ず果たしてください。3つ紹介すると言って2つで終わるのは、信用を失う一番早い方法です。
やりがちな失敗
挨拶とチャンネル紹介から入るパターンです。まだ誰も、あなたが誰かに興味を持っていません。本題から始めてください。
同じ理由で、オープニングのアニメーションも冒頭には置かないでください。作り込んだものほど長くなり、長いほど離脱します。名乗るのも、演出も、続きを見ると決めてもらったあとで間に合います。
台本の型は、スクールのSTEP03「台本の型」で扱っています。
