STEP 03 台本の型 — 冒頭2秒で離脱させない構成

目安 31分
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このレッスンで扱うこと

1本分の台本を、型に沿って書き切ります。文章力の話はしません。順番の話だけをします。

台本は、うまい文章を書く作業ではなく、視聴者が離脱しない順番に情報を並べる作業です。順番さえ正しければ、平易な言葉のままで最後まで見てもらえます。逆に、どれだけ丁寧に書いても順番を外すと途中で閉じられます。

台本の全体構成

1本の台本は、4つの部分でできています。まずこの配分を頭に入れてください。8分の動画を例にすると、おおよそ次のようになります。

  • フック(〜10秒) — 見るかどうかを決めてもらう部分
  • 約束(10〜30秒) — この動画を見ると何が分かるかを伝える部分
  • 本編(6〜7分) — 中身。1つのメッセージを、理由と具体例で支える
  • まとめ(30秒) — もう一度結論を言い、次の行動を1つだけ提示する

初めて書く方がいちばん時間をかけるのは本編ですが、数字に効くのは最初の30秒です。時間配分を逆にしないでください。

最初の2秒で、ほとんどが決まる

アナリティクスを見ると分かりますが、離脱の山は冒頭に集中します。ここを超えられるかどうかが、そのあとの数字全部に効いてきます。

理由は単純で、視聴者はまだ「見る」と決めていないからです。サムネイルをクリックした時点では、興味があるかもしれない、という程度でしかありません。最初の2秒は、その判断を確定させるための時間だと考えてください。

やってはいけないのは、自己紹介から始めることです。「こんにちは、◯◯です。今日は……」と話しているあいだに、視聴者は判断を終えています。名乗るのは、続きを見ると決めてもらったあとで間に合います。オープニングのアニメーションも同じ理由で、冒頭には置かないでください。

使える冒頭のパターン

  • 結論から言う:「結論から言うと、◯◯です」
  • 否定から入る:「◯◯、実はやらない方がいいです」
  • 問いを立てる:「なぜ◯◯は△△なのか」
  • 数字を出す:「3ヶ月で◯◯が△△になりました」

どれを使うかは、テーマとの相性で決めます。迷ったら結論から言う型にしてください。外しにくく、どんな内容にも当てはまります。

それぞれ効き方が違います。結論型は、答えを知りたくて検索してきた人に強く効きます。否定型は、すでにやっている人の手を止めさせます。問い型は、答えが気になる状態をつくれますが、答えを引っ張りすぎると離脱します。数字型は最も強く効きますが、実際の数字があるときだけ使ってください。持っていない数字を出すと、視聴者は次から信じなくなります。

「約束」を必ず入れる

フックの直後に、この動画を見ると何が分かるのかを1文で置きます。これがないと、興味を持った人が「で、何の話だろう」と迷い、そこで抜けます。

書き方は決まっています。「この動画では、◯◯を△つ紹介します」「見終わるころには、◯◯ができるようになります」。数を明示すると、視聴者は終わりが見えるので残りやすくなります。

約束したことは、必ず本編で果たしてください。約束と中身がずれると、視聴維持率のグラフは中盤で落ちます。

ここから先は、有料クラスの内容です。

この先にあるもの: 「AIが書いた台本は、そのままでは収益化されない」「洞察を入れる5つの場所」「名前を入れ替えるテスト」——台本づくりの核はここからです。

ASSIGNMENT

今回の課題

  • 型に沿って台本を1本書く
  • 冒頭2秒のパターンを3種類つくって比較する
  • 書いた台本を声に出して読み、詰まる箇所を直す

できあがったものは 成果ギャラリー に投稿すると、講師と受講生からフィードバックがもらえます。

このSTEPには、まだ誰も出していません。最初の1人になると、後から来た人の助けになります。

HOW TO SUBMIT

毎回この4つを書いてください。書式が揃っているほど、返ってくるフィードバックが具体的になります。

  1. やったこと何を作ったか。1〜2行で足ります
  2. 迷ったところどこで手が止まったか。ここがいちばん役に立ちます
  3. 自分の判断なぜそうしたか。選ばなかったほうを、なぜ選ばなかったか
  4. 次にやること1つだけ

3つめは必ず書いてください。作業の報告だけだと、返せるのは一般論になります。自分の判断を言葉にする練習が、そのまま STEP03 の「独自の洞察」につながります。