STEP 09 数字の読み方 — アナリティクスで次を決める
このレッスンで扱うこと
アナリティクスの読み方を扱います。全部の数字は見ません。次の1本で何を変えるかを決められる数字だけを見ます。
数字を見る目的は、現状を把握することではなく、次の行動を1つ決めることです。眺めて終わるなら、見ない方が時間を使いません。
見るのは3つだけ
- クリック率:サムネとタイトルの評価
- 視聴維持率:中身の評価
- 離脱の位置:どこで飽きられたか
この3つが対応しているものは、はっきり分かれています。クリック率が低いなら中身をいくら直しても変わりませんし、逆に維持率が低いのにサムネを作り直しても意味がありません。
順番としては、まずクリック率を見ます。見てもらえていないなら、中身の評価はそもそも出ていないからです。
数字から、直す場所を決める
2つの数字の組み合わせで、直す場所が決まります。表にすると次のようになります。
| クリック率 低い | クリック率 高い | |
|---|---|---|
| 維持率 低い | サムネとタイトルを先に直す。中身はその次 | 中身の問題。約束と内容がずれている |
| 維持率 高い | 中身は良い。サムネとタイトルだけ直す | 成立している。同じ型で本数を増やす |
右下に入ったら、その動画の型を覚えておいてください。同じ構成で作った次の動画も、同じように伸びる可能性が高くなります。
左上のときは、両方直そうとしないでください。表示されていない以上、中身を直しても評価は変わりません。サムネとタイトルから手をつけます。
離脱の位置で分かること
維持率のグラフは、下がり方の形で読みます。
- 冒頭で急降下:期待とのずれ。サムネ・タイトルと中身が噛み合っていない
- 中盤でゆるやかに下降:正常。ここは気にしなくて構いません
- 特定の1点でガクッと落ちる:その箇所に原因がある。見直す価値が最も高い
- 途中で上がる:巻き戻して見られている。分かりにくいか、価値が高いかのどちらか
3つめが見つかったら、その時間の前後を実際に見返してください。話が長い、間延びしている、内容が変わった、といった原因が見つかります。
4つめは見落とされがちですが、有用な情報です。上がっている箇所が説明であれば、分かりにくかったということ。手順であれば、そこが求められていたということです。次の動画では、そこを丁寧にします。
改善は一度に1つ
複数を同時に変えると、何が効いたのか分かりません。1本につき1つだけ変える。地味ですが、これが一番速い方法です。
変えたら、その1本だけで判断しないでください。動画1本の数字はぶれます。同じ変更で2〜3本出して、傾向として見るようにします。
STEP08で記録している「何を変えたか」の列が、ここで効いてきます。記録がないと、何を変えた結果なのかが分からず、判断ができません。
ここから先は、有料クラスの内容です。
今回の課題
- 直近5本の視聴維持率グラフを比較する
- 離脱が集中している箇所を特定する
- 次の1本で試す改善を1つだけ決める
できあがったものは 成果ギャラリー に投稿すると、講師と受講生からフィードバックがもらえます。
このSTEPには、まだ誰も出していません。最初の1人になると、後から来た人の助けになります。
毎回この4つを書いてください。書式が揃っているほど、返ってくるフィードバックが具体的になります。
- やったこと何を作ったか。1〜2行で足ります
- 迷ったところどこで手が止まったか。ここがいちばん役に立ちます
- 自分の判断なぜそうしたか。選ばなかったほうを、なぜ選ばなかったか
- 次にやること1つだけ
3つめは必ず書いてください。作業の報告だけだと、返せるのは一般論になります。自分の判断を言葉にする練習が、そのまま STEP03 の「独自の洞察」につながります。
