STEP 09 数字の読み方 — アナリティクスで次を決める

目安 30分
VIDEO — 準備中

このレッスンで扱うこと

アナリティクスの読み方を扱います。全部の数字は見ません。次の1本で何を変えるかを決められる数字だけを見ます。

数字を見る目的は、現状を把握することではなく、次の行動を1つ決めることです。眺めて終わるなら、見ない方が時間を使いません。

見るのは3つだけ

  • クリック率:サムネとタイトルの評価
  • 視聴維持率:中身の評価
  • 離脱の位置:どこで飽きられたか

この3つが対応しているものは、はっきり分かれています。クリック率が低いなら中身をいくら直しても変わりませんし、逆に維持率が低いのにサムネを作り直しても意味がありません。

順番としては、まずクリック率を見ます。見てもらえていないなら、中身の評価はそもそも出ていないからです。

数字から、直す場所を決める

2つの数字の組み合わせで、直す場所が決まります。表にすると次のようになります。

クリック率 低い クリック率 高い
維持率 低い サムネとタイトルを先に直す。中身はその次 中身の問題。約束と内容がずれている
維持率 高い 中身は良い。サムネとタイトルだけ直す 成立している。同じ型で本数を増やす

右下に入ったら、その動画の型を覚えておいてください。同じ構成で作った次の動画も、同じように伸びる可能性が高くなります。

左上のときは、両方直そうとしないでください。表示されていない以上、中身を直しても評価は変わりません。サムネとタイトルから手をつけます。

離脱の位置で分かること

維持率のグラフは、下がり方の形で読みます。

  • 冒頭で急降下:期待とのずれ。サムネ・タイトルと中身が噛み合っていない
  • 中盤でゆるやかに下降:正常。ここは気にしなくて構いません
  • 特定の1点でガクッと落ちる:その箇所に原因がある。見直す価値が最も高い
  • 途中で上がる:巻き戻して見られている。分かりにくいか、価値が高いかのどちらか

3つめが見つかったら、その時間の前後を実際に見返してください。話が長い、間延びしている、内容が変わった、といった原因が見つかります。

4つめは見落とされがちですが、有用な情報です。上がっている箇所が説明であれば、分かりにくかったということ。手順であれば、そこが求められていたということです。次の動画では、そこを丁寧にします。

改善は一度に1つ

複数を同時に変えると、何が効いたのか分かりません。1本につき1つだけ変える。地味ですが、これが一番速い方法です。

変えたら、その1本だけで判断しないでください。動画1本の数字はぶれます。同じ変更で2〜3本出して、傾向として見るようにします。

STEP08で記録している「何を変えたか」の列が、ここで効いてきます。記録がないと、何を変えた結果なのかが分からず、判断ができません。

ここから先は、有料クラスの内容です。

この先にあるもの: 「ショートは、別の見方をします」「見なくていい数字」「変えるのは、一度に1つだけ」——数字に振り回されずに次を決める方法です。

ASSIGNMENT

今回の課題

  • 直近5本の視聴維持率グラフを比較する
  • 離脱が集中している箇所を特定する
  • 次の1本で試す改善を1つだけ決める

できあがったものは 成果ギャラリー に投稿すると、講師と受講生からフィードバックがもらえます。

このSTEPには、まだ誰も出していません。最初の1人になると、後から来た人の助けになります。

HOW TO SUBMIT

毎回この4つを書いてください。書式が揃っているほど、返ってくるフィードバックが具体的になります。

  1. やったこと何を作ったか。1〜2行で足ります
  2. 迷ったところどこで手が止まったか。ここがいちばん役に立ちます
  3. 自分の判断なぜそうしたか。選ばなかったほうを、なぜ選ばなかったか
  4. 次にやること1つだけ

3つめは必ず書いてください。作業の報告だけだと、返せるのは一般論になります。自分の判断を言葉にする練習が、そのまま STEP03 の「独自の洞察」につながります。