STEP 04 AIで素材をつくる — 画像・映像生成の実務
このレッスンで扱うこと
STEP03で書いた台本に合わせて、画像と映像の素材をつくります。ツールの操作手順は動画で扱いますので、ここではどういう素材を狙うか、どこで切り上げるか、権利をどう扱うかを書きます。
この3つは、操作を覚えるより先に決めておく必要があります。狙いが決まっていないと生成の回数が無駄に増えますし、切り上げる基準がないと何時間でも溶けます。権利の確認を後回しにすると、公開したあとで取り下げることになります。
まず、必要な素材を数える
生成を始める前に、台本から必要な素材を洗い出します。ここを飛ばすと、作りながら考えることになり、時間が読めなくなります。
目安として、1つの画面を映しておける時間は10〜15秒です。8分の動画なら35〜45点ほど必要になる計算です。多いと感じるかもしれませんが、同じ素材を少しずつ動かして使い回せるので、実際に生成するのはこれより少なくて済みます。
台本を見ながら、次の3つに分けてください。
- 必ず要るもの — その話をするために、画面に出ていないと成立しないもの
- あると良いもの — 理解を助けるが、なくても通じるもの
- 間を埋めるもの — 背景や雰囲気。使い回しが利く
時間が足りないときに削るのは、下から順です。上から作ってください。
1枚の完成度より、揃うこと
動画で使う以上、素材は並びます。1枚が良くても、隣と質感が違えば安っぽく見えます。狙うのは、最高点ではなく平均点の高さと統一感です。
統一感を決めているのは、主に次の4つです。生成のたびに変わらないよう、先に決めて固定してください。
- 画角(引きか寄りか、被写体をどこに置くか)
- 光(時間帯、光の向き、強さ)
- 色数(使う色を3〜4色に絞る)
- 質感(写真寄りか、イラスト寄りか)
この4つを書いた文をテンプレートにして、変えるのは被写体だけにします。1本の動画のなかで4つが揺れなければ、素材はまとまって見えます。
チャンネル全体でも同じ4つを揃えると、一覧に並んだときに「このチャンネルの動画だ」と分かるようになります。これは登録につながる要素です。
指示は「足す」より「決める」
言葉を足すほど良くなるわけではありません。指示が長くなるほど、どの言葉が効いているのか分からなくなり、次に同じものを作れなくなります。
決めるべきところを決めて、あとは触らない。これが結果的にいちばん安定します。うまくいかないときは、言葉を足すのではなく、1つだけ変えて生成し直してください。何が効いたのかが分かる形で試すのが、上達の速い進め方です。
この「一度に1つだけ変える」という進め方は、STEP09で数字を読むときにも同じように使います。
どこで切り上げるか
1点の素材に対して、生成は5回までと決めておいてください。5回で出ないものは、指示の問題ではなく、狙い自体が難しいことがほとんどです。
その場合は、次のどれかに切り替えます。粘るより速く終わります。
- 構図を変える(寄りを引きにする、正面を横からにする)
- 被写体を変える(人物を手元だけにする、物に置き換える)
- その画面をやめて、別の見せ方にする(図解、文字、既存の素材)
ここから先は、有料クラスの内容です。
今回の課題
- 台本に合わせて素材を10点生成する
- 生成した素材から使えるものを選び、理由を書く
- トーンを揃えるための指示文をテンプレート化する
できあがったものは 成果ギャラリー に投稿すると、講師と受講生からフィードバックがもらえます。
このSTEPには、まだ誰も出していません。最初の1人になると、後から来た人の助けになります。
毎回この4つを書いてください。書式が揃っているほど、返ってくるフィードバックが具体的になります。
- やったこと何を作ったか。1〜2行で足ります
- 迷ったところどこで手が止まったか。ここがいちばん役に立ちます
- 自分の判断なぜそうしたか。選ばなかったほうを、なぜ選ばなかったか
- 次にやること1つだけ
3つめは必ず書いてください。作業の報告だけだと、返せるのは一般論になります。自分の判断を言葉にする練習が、そのまま STEP03 の「独自の洞察」につながります。
